IT業界で働くエンジニアは、将来的に独立して起業しようと大志を抱いている人が昔から多く、それによって人生を成功に導こうと考えている人も少なくありません。エンジニアにとって、新しく企業を起ち上げて新規事業を展開するのは大きな課題であり、誰もが達成できるものではないのは確かです。しかし、それでもなおエンジニアとして十分な経験を積み、斬新な発想から新しい事業を始めたいと考えるのには理由があります。
独立して起業することにより、大成功している事例が良く知られるようになっているからです。アメリカのシリコンバレーを中心として起こったベンチャー企業の成功は、世界的にも良く知られています。フリーランスが起業して始めた事業が瞬く間に発展して、世界を股にかける一大企業となっている例が多いです。
その程度の大成功を達成できなくとも、ベンチャー企業からスタートして安定した経営ができるようになっている中小企業は、世界中にあります。その成果が社会に与えている影響も大きいため、自分もエンジニアとして独立する道を歩めば、同様の成功を遂げて達成感を得られると期待しているのが、起業を目指すエンジニアが多い理由です。
実際には、起業を試みて事業が安定せずに廃業しているケースもありますが、何度も新たな形で起業し直して成功している事例も少なくありません。エンジニアとして世界に影響を与えられるような仕事を達成したいという人にとって魅力が大きいのです。