フリーランスのエンジニアになろうと考えている人は、自分がどのようなスキルを持っていて、どんな仕事であれば活躍できるのかを考えることは必須です。スキルの棚卸しをしつつ、適性を考えて自分の働き方を良く考えておかなければなりません。しかし、独立前にもう1つ行っておくべきことがあります。

それは、企業に勤めているうちに、企業全体が何を行っているかを各部署ごとに確認しておくことです。全体の事業を把握しておくと、独立してから自分がどんな業務をしなければならないかがわかります。それまでは大勢の社員が仕事を分担していましたが、独立してからは全て一人で担わなければならないのがフリーランスのエンジニアです。

単純に今までは上流工程を担ってきたけれど、独立したら下流工程にも携わることになるといった、エンジニアとしての専門的な業務だけを指しているわけではありません。経理や会計の知識も必要であり、状況に応じて人材を雇用する場合もあります。宣伝活動をしたり、営業交渉をしたりするのも自分の業務になるのです。そのため、企業にいる間に必要な業務の知識を付けるのが得策でしょう。

結果として自分の負担が大きいと感じた業務は委託する手筈を整えるのが重要です。特に専門的な知識を必要とする、あるいは時間を費やさなければならない業務については委託した方が効率的に働けます。エンジニアとしての専門的な業務に使える時間を十分に確保できるように計画するのが大切です。

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